【ユーカリプレイリー】懐かしさと快適さが融合した3Dアクションの再誕!【レビュー】

レビュー
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ジャンル3Dアクション
ハードPC/Steam、Switch、PS5/PS4、
Xbox Series X|S
※Steam版でプレイ済
発売日2025年10月9日
発売元PM Studios, Inc.Playtonic Friends
開発元Playtonic Games
プレイ時間20時間

ユーカリプレイリー とは?

『Yooka-Replaylee(ユーカリプレイリー)』は、2017年に発売された『Yooka-Laylee』を全面的に再構築したリメイク作品です。開発は、かつて『バンジョーとカズーイの大冒険』を生み出したレア社出身スタッフを中心とする Playtonic Games

カメレオンの『ユーカ』と、相棒のコウモリの『レイリー』を操作して、世界中の本を盗んだ蜂『キャピタルB』を倒しに行きます。ゲームとしては箱庭探索型であり5つのステージそれぞれでボスを倒したり、アイテムを収集します。リメイク前と比較して、懐かしさを残しつつ、操作性・テンポ・グラフィック・UIを刷新した『原点回帰と再出発』を両立したタイトルです。

良かった点

探索の気持ちよさと構築された世界観

各ステージが独立しながらも、テーマが明確で探索が楽しいです。氷ステージ、沼ステージ、カジノステージなど明確に分かりやすい構成です。マップの広さも探索に面倒にならない範囲で無理なく回りきれます。

また、また、「ここ行ったらどうなるんだろう?」「この奥に何かありそう」と思って動くと、たいてい何かしらのアイテムが見つかるよう設計されています。
『プレイヤーの直感に応えるマップ構成』が見事で、収集主体のアクションの気持ちよさがしっかりあります。

操作性とカメラワークの刷新

リメイク前と比較して、操作感とカメラ挙動は大きく改善されています。3Dアクションとして直感的で気持ちよくキャラを操作し、テンポよく探索できます。

グラフィックと演出のアップデート

グラフィックは全体的に大幅進化しています。光の反射や影の表現、草木や水面の質感まで丁寧に表現されています。アニメ調ながら深みのあるビジュアルです。

気になる点

拙い日本語ローカライズ

日本語ローカライズは正直、かなり荒いです。
キャラクター名やアイテム名の一部がカタカナだったり英語のままだったりと統一感がなく、英語では言葉遊びになっているセリフも、日本語では意味が伝わりづらい場面があります。リメイク前からの弱点ではありましたが、せっかくの再構築なのでここは改善してほしかったところです。
世界観に入り込むためにも、次回作では翻訳面でのクオリティアップを期待したいです。

ヒントがない収集アイテム

一部アイテムにはヒントがなく、ステージ中を探し回る必要があります。幸い必須ではないのですが、なにかしらヒントがあってもよかったのかなと思いました。ゲーム慣れしていないと全てのアイテムは見つけられないと思います。

はじめからアクションが全て解放済み

今作では、最初から全てのアクションが使用可能です。快適に動き回れる反面、「スキルを習得して行ける場所が増える」という成長感は失われています。リメイク前を遊んだプレイヤーにとってはストレスを避ける良い仕様ですが、新規プレイヤーにとっては進行とともに強くなる感覚が薄いかもしれません。賛否が分かれる調整かと思います。

序盤、中盤、終盤のそれぞれの面白さ

序盤は、ユーカとレイリーの軽快な動きに慣れる時間で、ゲームのルールを覚えながら探索を楽しめます。操作感が良く、最初から自由に動ける気持ちよさがあります。
中盤以降は、ギミックも多彩になり、ステージの仕掛けを解き明かす面白さが際立ちます。終盤では難易度が大きく上がるわけではありません。基本的に終盤にはアクションにもすっかり慣れていると思いますので、探索のテンポも良くなり、程よい満足感で締めくくれます

まとめ

おすすめ度★★★☆☆

懐かしさを再構築した平成の3Dアクション!

  • おすすめする人
    • 『スーパーマリオ64』や『バンジョーとカズーイの大冒険』が好きな人
    • カジュアルな3Dアクションを探している人
    • 探索や収集のワクワク感を味わいたい人
  • おすすめしない人
    • スピード性を重視する人
    • 高い難易度やスピード感を求める人

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