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ジャンル | アドベンチャー |
ハード | PC/Steam |
発売日 | 2022年9月13日 |
発売元 | Pixmain |
開発元 | GameZoo Studio |
プレイ時間 | 8時間 |
SCP:極秘ファイル とは?
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そもそも、SCP(Secure, Contain, Protect)とは、「収容・管理・保護」をモットーにした架空の組織「SCP財団」を中心とした、インターネット発の共同創作プロジェクトです。この財団は、異常な物体や現象(SCPオブジェクト)を収容・研究する秘密組織で、世界中のSCPファンによって膨大な数の異常オブジェクトや物語が作り出されています。
そんなSCP財団の異常世界を再現した、緊張感溢れるアドベンチャーです。
プレイヤーはSCP財団の職員として、いくつかの報告書を読み進めます。
そして、それぞれの報告書をプレイヤーとして基本的に一人称視点として体験していきます。
美麗なグラフィックとSCPという舞台そのものが魅力の、アドベンチャーゲームです。
良かった点
世界観 -SCPの忠実な再現-
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本作は、SCP財団の世界観をゲームとして見事に再現しています。無機質で冷たさを感じる建物や、薄暗い照明など、SCPの文書に描かれた空気感を再現しています。さらに、細かなディテールや小ネタも盛り込まれており、SCPファンなら思わずニヤリとしてしまう要素が点在しています。
本作が単なるホラーゲームやアドベンチャーゲームにとどまらず、SCPの世界を追体験できる作品として特別な価値を持っていることが言えると思います。
視覚と音響の演出 -物語を引き立てる美麗なビジュアルとサウンド-
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その視覚と音響の演出によって、SCP財団の世界観をさらに引き立てています。
舞台となる施設は細部まで作り込まれており、冷たい金属の質感や淡い照明がもたらす不穏な雰囲気は、プレイヤーに現実のSCP世界に足を踏み入れたかのような感覚を与えます。また、ホラー要素の強いもの以外のSCPも取り上げられていて、それもまた素晴らしく表現されています。
私は、SCP-701「吊られた王の悲劇」のストーリーが非常に好きでした。
気になる点
ストーリーが分かりにくい
原作を知っていることが前提のような部分がありました。私もSCPは少し知っている程度なのですが、初めてSCPに触れるプレイヤーにとってはストーリーがやや曖昧で、世界観を十分に理解できない場面があると思います。
ボリューム不足
追体験できるエピソードが5つに限られているため、プレイ時間が短く感じます。各エピソードは濃密で見応えはありますが、「もっと他のエピソードも見てみたい」と思わせる内容でした。
SCPの選出
収録されたエピソードのチョイスに関しては、「このSCPを取り上げてほしかった」と思うファンも少なくないと思います。もっとゲーム化映えしそうなSCPや人気の高いSCPが取り上げられていない点は少し残念です。
まとめ
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
SCP財団の不気味な世界観をゲームで体験!
- おすすめする人
- SCP財団の設定やストーリーが好きな人
- 独特な世界観や不気味な演出が楽しめる人
- おすすめしない人
- SCPに触れたことがない初心者で、詳しい説明を求める人
- ボリュームのあるゲームや多彩なエピソードを期待する人
- ホラーや不安を煽る演出が苦手な人
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