【へべれけ2】温かみのあるビジュアルは魅力だが、遊び応えは…【レビュー】

レビュー
この記事は約3分で読めます。
ジャンルローグライクアクション
ハードPC/Steam、Switch、PS5、
Xbox Series X|S
※PS5版プレイ済
発売日2024年2月29日
発売元SUNSOFT
開発元SUNSOFT
プレイ時間7時間

へべれけ2 とは?

1991年に発売された“早すぎたメトロイドヴァニア”『へべれけ』の正統続編として登場したへべれけ2。前作の魅力を引き継ぎつつ、新たな要素を加えた探索型横スクロールアクションとしてリリースされました。
本作の最大の特徴は、ステージがフェルト細工風のビジュアルに一新され、懐かしさを残しつつも、新しい雰囲気を持っていること。また、特定のエリアを除き地形が変化するローグライク要素が取り入れられているのもポイントです。
「へべ」、「おーちゃん」、「すけざえもん」、「ぢぇにふぁー」とキャラクターも登場し、それぞれのキャラクターを切り替えながら冒険します。プレイヤーは「ぽぷーん」を投げて汚れを浄化しつつ、世界を探索していくことになります。
なつかしい「へべれけ」の世界へようこそ。

良かった点

ビジュアル -フェルト風の温かみあるデザイン-

『へべれけ2』の最も特徴的な要素のひとつが、フェルト調ビジュアルの採用です。キャラクター、背景、オブジェクトのすべてが柔らかな布や糸で作られたような見た目になっており、手作り感のある温かみが感じられます。画面全体がまるで絵本のような世界になっています。

また、キャラクターの動きにもフェルトの質感が反映されており、歩いたりジャンプしたりするたびに、ふわっとしたモーションがつけられています。このふわふわとした動きは可愛らしく、特に前作を知っているプレイヤーにとっては新鮮な印象を与えます。

全体として、フェルト調のデザインはユニークで愛らしく、ゲームの雰囲気を柔らかくする効果があります。ですが、従来の『へべれけ』シリーズのビジュアルを期待していたファンには好みが分かれるかもしれません。

気になる点

物足りないゲームデザイン

ゲームデザインが全体的に物足りないです。探索要素やローグライク、アクション要素とゲームとしての基本となる所が薄いです。ファミコンのソフトの続編ですが、本当にファミコン時代のものをビジュアルは変更されている感じです。過去作をプレイしていた人にとっても、キャラクターの魅力や世界観は健在なものの、プレイ体験そのものが薄く感じられるかもしれません。

印象に残らないストーリー

「へべれけ」というゲーム自体がストーリーはないようなものでした。ですが、せっかく個性的なキャラクターもいる中で掛け合いも少なく、コミカルな雰囲気も薄れてしまっています。イベントシーンも短めで、「あっという間に終わってしまった」と感じる場面が多く、ストーリーに深みを求めるプレイヤーには物足りないかもしれません。

まとめ

おすすめ度★★☆☆☆

「へべれけ」の名を冠しているが、物足りなさが残る一作。

  • おすすめする人
    • へべれけシリーズのファンで、続編をチェックしたい人
    • フェルト調の温かみのあるビジュアルが好きな人
    • カジュアルさを求める人
  • おすすめしない人
    • アクションの歯ごたえを求める人
    • 戦略的な戦闘を楽しみたい人
    • ローグライクを求める人
へべれけ2
任天堂の公式オンラインストア。「へべれけ2」ダウンロード版の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売しています。
へべれけ2
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