【Bug Fables 〜ムシたちとえいえんの若木〜】ペーパーマリオ風王道RPG！【レビュー】

ジャンル	アクションRPG
ハード	PC/Steam、Switch、PS4、 Xbox One ※PS4版プレイ済
発売日	2019年11月21日(Steam版) 2020年2月29日(その他)
発売元	DANGEN Entertainment
開発元	Moonsprout Games
プレイ時間	47時間

Bug Fables 〜ムシたちとえいえんの若木〜とは？
良かった点
1. 個性的なキャラクター -ムシたちが織りなす冒険譚-
2. 戦略的なターン制バトル -アクション要素のあるコマンド戦闘-
気になる点
1. ペーパーマリオRPGを求めると少し違う印象
まとめ

Bug Fables 〜ムシたちとえいえんの若木〜とは？

『Bug Fables 〜ムシたちとえいえんの若木〜』は、小さな昆虫たちが主役のRPGで、戦略的なターン制バトルと、紙のようなビジュアルが特徴の作品です。本作は、『ペーパーマリオRPG』に影響を受けたゲームとして知られ、独特なアートスタイルとアクションコマンドを駆使する戦闘システムが魅力となっています。プレイヤーは、ハチの「ヴィー」、カブトムシの「カブ」、ガの「リーフ」の3人組を操作し、不思議な力を持つ「えいえんの若木」を求めて旅をします。各キャラごとに異なるスキルや特徴を活かしながら、謎解きや戦闘していくことになります。

しっかりと作り込まれたペーパーマリオ風RPGです。

良かった点

個性的なキャラクター -ムシたちが織りなす冒険譚-

主人公の3人組がそれぞれ個性的で魅力的です。各キャラの性格がしっかり描かれており、冒険を進める中で互いに成長していく様子が感じられます。

ヴィー：お調子者で活発なハチ。軽口をたたくことが多い。
カブ：正義感が強いカブトムシ。戦隊ヒーローのファン。
リーフ：冷静沈着なガ。過去に何か秘密を抱えている…。

また、道中で出会うサブキャラクターや敵キャラも、それぞれしっかりとした個性があり、どのキャラも魅力的です。ファンタジー世界のRPGらしい「仲間との絆」や「ワクワク感」がしっかり味わえる冒険譚です。

戦略的なターン制バトル -アクション要素のあるコマンド戦闘-

本作のバトルは、単なるターン制ではなく、プレイヤーのアクションが重要になります。攻撃や防御時にタイミングよくボタンを押すことでダメージを増減させたり、位置取りの変更が戦略の鍵を握ります。

敵によって最適なキャラの配置が異なり、「前衛にいるとダメージが大きい敵には後衛から攻撃する」など、単なるボタン連打では攻略できない、しっかりとした戦略性が求められます。

気になる点

ペーパーマリオRPGを求めると少し違う印象

本作は『ペーパーマリオRPG』から強い影響を受けていますが、完全に同じゲーム性を期待すると少し違った印象を受けるかもしれません。例えば、『ペーパーマリオRPG』のようなギミック満載のアクション要素は控えめで、探索時の要素は少なめです。また、会話イベントのテンポ感も異なり、『ペーパーマリオRPG』のようなコメディタッチの軽快なストーリー展開を期待すると、少し会話の比重が多いと感じる場面もあるかもしれません。
戦闘やキャラクターの魅力は十分にあるものの、「ペーパーマリオRPG」と考えると、方向性が違うRPGとして楽しむのが良いと思います。