【Alice’s World】アリスが“あなた”に語りかける。カジュアルなメタADVを遊び終えて。【レビュー】

レビュー
この記事は約4分で読めます。
ジャンルアドベンチャー
ハードPC/Steam
発売日2025年11月25日
発売元STORIA GAMES CO., LTDFlashlight Games
開発元STORIA GAMES CO., LTD
プレイ時間3時間 (1つのエンディングまで)
8時間 (実績コンプリートまで)

Alice’s World とは?

『Alice’s World』は、荒廃した世界で目を覚ました少女アリスが、スクリーンの前にいる“あなた”と話しながら進んでいく短編謎解きアドベンチャーゲームです。

アリスは“あなた”の存在を認識し、“あなた”の言葉に反応し、そして“あなた”の指示に従って世界を進みます。”あなた”を前提にした、メタ構造が本作の特徴になっています。

舞台は廃墟や塔が立ち並ぶ静かな世界。
アイテムを組み合わせてギミックを解き、ときに危険を避けながら、アリスとともに世界の脱出を目指し、この世界の真実へ近づいていきます

また、主人公アリスの声を担当するのは、人気アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』で主人公・後藤ひとり役を演じられた青山吉能さんです。

短編ADVとして、雰囲気とプレイヤーとの距離感に重きを置いた作品でした。

良かった点

アリスとの距離感 -“語りかけ”が自然に機能している-

本作の魅力は、派手なメタ演出というよりも、アリスが“あなた”の存在を前提に行動する点だと感じました。ゲーム全体として短編ですので、短いですが“対話している”という感覚があります。青山吉能さんの演技も相まって、アリスの感情が“声”として素直に届くのも良かったです。

カジュアルさ -難しくない謎解きとマップの広さ-

本作の謎解きは複雑すぎず、理不尽さもありません。アイテムの組み合わせに気づいたときの小さな“ハッとする”感覚や、ギミックを解いたときの手触りがちょうど良いです。

マップも広すぎず、適切なサイズで、サクサク進めるテンポが心地よかったです。難易度は高くないため、ちょっとした気分転換や“雰囲気ゲー”の延長として遊べるのも魅力でした。

気になる点

メタ構造としての“驚き”は控えめ

ゲームの紹介文やPVで“メタっぽさ”が伝わってきますが、メタい作品をよくプレイする人からすると、新鮮な驚きを感じるほどではないかもしれません。

ジャンルの特性上、「そういう流れね」と既視感が先に来る可能性があります。

キャラ描写の深さは控えめで、惜しさが残る

キャラクターの演技やビジュアルは置いておいて、物語的な背景や内面描写は少なく、本格的にそのキャラを好きになる前に終わる感覚があります。

メタいゲームとして見た場合の”立ち位置”

いわゆるメタいゲーム(キャラがプレイヤーを認識するタイプ)は近年増えており、驚きだけで勝負するのは難しくなっていると思います。

そんな中、『Alice’s World』は、派手なメタ演出はなく、またジャンプスケア要素も少なめです。驚きよりも最初から“距離を縮めるためのメタ要素”が強いです。

そのため、メタに慣れた人には既視感がありますが、カジュアルでサクッと遊べる短編アドベンチャーゲームとしては間口の広さを感じました。

まとめ

おすすめ度★★★☆☆

カジュアルに楽しめる”軽めのメタいアドベンチャーゲーム”。

  • おすすめする人
    • 重くないメタ要素のあるゲームを求める人
    • キャラと語りあうという距離感が好きな人
    • ビジュアルや出演声優に惹かれた人
  • おすすめしない人
    • 強いメタ演出を求める人
    • 長編の濃いシナリオを求める人

Store Page

コメント

タイトルとURLをコピーしました