
| ジャンル | メトロイドヴァニア |
| ハード | PC/Steam |
| 発売日 | 2025年11月25日 |
| 発売元 | btf, ByteRockers’ Games, PARCO GAMES |
| 開発元 | btf |
| プレイ時間 | 9時間 (達成率100%まで) 15時間 (実績コンプリートまで) |
Constance とは?

『Constance』は、手描きアートの世界を探索する2Dメトロイドヴァニアです。絵筆を振るう主人公が、自分の病んだ心が生み出した精神世界からの脱出を目指します。
一般的な「探索×戦闘」型というより、 “アスレチック(プラットフォームアクション)寄り” に振れています。ジャンプ、ダッシュ、壁張り付きなどの移動アクションを正確な順序とタイミングで繋げて突破する場面が多いです。ボス戦も、殴り合いの爽快感を重視したものではなく、決まった攻撃パターンを捌き切った後に、反撃するギミック寄りの構造が中心です。
また、アクションの根幹にはスタミナ管理に近い「絵の具」の概念があります。一部の攻撃・移動スキルで消費され、使いすぎると自身にリスクが返ってくる設計になっています。もちろん、一定時間が経過すると回復します。
総じて2Dメトロイドヴァニアの中でも、移動アクションに重きを置いた作品でした。
良かった点
アスレチック要素 -移動アクションが気持ちいい-


本作の魅力は、移動アクションを中心に据えた設計にあります。複数の移動アクションを組み合わせて進む場面が多く、正しいルートとタイミングを見極められるようになると、スムーズに突破でき、スピード感も相まって非常に気持ちいいです。他と比べて難しいアクションが問われる箇所は収集要素重視ですので、ストーリークリアだけであれば無理に挑戦する必要はありません。
世界観 -美しいがどこか儚い世界-


背景の色使いやオブジェクトの質感など、ビジュアルは、淡い色調と柔らかな光で統一されています。単に見た目が美しいだけでなく、物語の舞台が精神世界であることを自然に納得させてくれる表現になっています。
メッセージ性が強い -主人公の過去と心情を伝えてくる-

本作は主人公のメンタルヘルスをテーマにしていますが、それを説明的なテキストだけで語る作品ではありません。特にボス戦の後には簡単なミニゲームが入り、主人公の過去と心情が断片的に描かれます。そのため、ゲーム体験として情報が伝わってくる作りになっています。
賛否が分かれる箇所かとは思いますが、他作品との差別点でもあります。
気になる点
ネガティブ要素が強いストーリー
テーマ性が明確な分、物語の内容はやや重めです。
人によっては、プレイするタイミングを選ぶ作品だと感じるかもしれません。
ファストトラベルが不親切
ファストトラベル手段が限られて、移動場所も多くはないため探索を進める中で、移動に手間がかかると感じる場面があります。
他のメトロイドヴァニアとの比較
有名どころのメトロイドヴァニアとの比較です。
| 作品名 | 主軸 | 戦闘 | アスレチック性 |
|---|---|---|---|
| Hollow Knight | 探索×戦闘 | 殴り合い重視 | 一部高難度 |
| ENDER LILIES | 戦闘×物語 | スキル主体 | 控えめ |
| Constance | アスレチック | ギミック寄り | 高い |
『Hollow Knight(ホロウナイト)』シリーズのような歯ごたえのある戦闘や、『ENDER LILIES(エンダーリリーズ)』シリーズのようなスキル運用の楽しさを期待すると、やや方向性の違いを感じるかもしれません
まとめ
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
移動アクションに重きを置いた良質メトロイドヴァニア!
- おすすめする人
- メトロイドヴァニア好きな人
- 移動アクション中心のゲームが好きな人
- 淡い世界観が好きな人
- おすすめしない人
- 戦闘の爽快感や殴り合いを重視する人
- アスレチック要素の強いステージが苦手な人



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